事例Ⅰ(A社)は、人事・組織に関する事例です。
大局的な視点から、
①A社全体の経営方針・経営戦略の立案と明確化
②それを実現するための組織構造や人事評価制度、および教育制度の立案
が主要テーマになります。
過去問を見ていると、以下のパターンが多いようです。
・設立経緯から好調な時期があり、それが強みとなっている
↓
・外部環境の変化で苦難の時期があった
↓
・(これが2サイクルあるケースもあり)
↓
・現在は 好調 or 不調 である。
〜現在が好調の場合〜
・将来を見据えて、更に成長するには、どんな施策が有効か?
〜現在が不調の場合〜
・現在の課題解決のために、どんな施策が必要か?
といったケースが多いようです。
☆具体的なライバルは登場しない
☆外部環境の大きな変化により、現在の課題がある。
☆その解決のために、[強み×機会]で成長するか、[強み×脅威]で克服するか、いずれかの解決方法が有効
☆他の事例以上に、設問間の一貫性が重要
=問1〜問4(か問5)の各回答で、自己矛盾や論理破綻、もしくはロジックの分断(=非一貫)があるとNG!!
☆PPM
☆チャンドラーの命題
☆組織5原則
☆バーナードの3要件
☆ハーズバーグの2要因理論
A社のSWOT分析と、当社の過去の経緯、社長の理念を照らし合わせると、助言施策の選択肢は限られてきます。
各設問の答えを考え始める前に、①SWOT分析、②社長の理念、③当社が目指すべき姿、の3点については的確に把握しておくことが近道です。