皆様の中には、弁護士や税理士、会計士等、ゴリゴリの難関試験を突破された猛者もいらっしゃるでしょう。
そのような方は、このページは読み飛ばして下さい。
このページでは、本格的な資格試験の勉強が久しぶり、もしくは、大学受験以来経験していない、といった方への入り口の道しるべです。
興味をお持ちの方は、しばしお付き合い下さい。
さて、資格取得の勉強法は多岐に渡りますが、大別すると下記3タイプのいずれかだと思います。
試験勉強が久しぶりだと、「お金がもったいないし、そもそも受験料だってバカにならないし、テキストと問題集を揃えるだけでかなりの出費でしょ?これ以上お金は掛けられないよ」という考えで、独学を選ぶ方が大半なのではないでしょうか?(現に、FP1級の時の筆者がそうでした)。
もちろん、最小のコストで最大のリターンを得るに越したこことはありません。
しかし、正しくは最小の「投資」でのリターンを考える必要があります。
難関試験でやっかいなのが、「相応の時間を投資する必要がある」ということです。
ちなみに、診断士試験は1,000時間と言われています。
まずは、自分が何故この資格に挑戦しようとしているのか?
その勉強のためにどの程度の期間を勉強に充てられるのか?冷静に考えてみましょう。
その上で、自分はどの手法でゴールを目指すのか、じっくり考えてみましょう。
以下に、検討の材料として、筆者のケースをご紹介します。
偉そうに書いておいて、早速お詫びです。
筆者は、通学形式で試験勉強をした経験がございません。
理由は簡単で、自身の時間をコントロール出来ないからです。
平日の業務は現場のサポート業務なので、大きな案件が無い時は自身の裁量である程度時間をコントロール出来るのですが、大口案件の依頼がくれば、毎日遅くまで残業しますし、プロジェクトメンバーとスケジュールを合わせなければいけません。
また、土日も、小さな子供がいることもあり、突然の体調不良やイベントが発生することがあり、継続してまとまった時間を準備することが困難な環境です。
ですので、通学は選択肢にそもそも入りませんでした。
通信教育の特徴は、なんといっても、受講の時間を自分で決められることです。
ただ、それは独学でも同じですね。
そこで、通信教育vs独学で、メリット・デメリットを整理します。
独学の最大のメリットは、費用が最小限で済む、です。
一方、通信教育のメリットは、カリキュラム・優先順位・重点事項・効果的、といった、時間短縮&効率面が挙げられます。
筆者は、1次対策は某大手資格学校の通信教育
2次対策は、診断士2次試験専門の予備校の通信教育を受講しました。
その経験から、実際に体感して分かったメリットです。
逆に、経験が無いと、なかなか実感が湧かないメリットとも言えます。
だからこそ、経験者として申し上げますと、
「プロの指南無しに、短期間で合格は不可能!」
と言い切れます。
(たまに、独学ストレート合格の方をお見掛けしますが、レアケースと言えるかと・・・)
もちろん、『資格取得を通じた自己研鑽が主要目的で、資格取得がゴール』という方も大勢いらっしゃると思います。
そのようなお考えの方は、 資格取得を早めるための金銭投資は不要だと思います。
あくまでも最小限の金銭投資と、地道な努力により、一つ一つ知識を蓄えていくことこそ、知識が自らの血肉となりましょう。
しかしながら、資格取得をキッカケとして、今後のキャリア形成をお考えになる若手〜中堅社会人もまた、少なからずいらっしゃると思います。
そのように、資格取得自体がゴールでは無く、更なるステップアップをお考えの場合、いたずらに時間を費やすことは、果たして正解でしょうか?
特に、本業や家庭の事情で勉強時間を潤沢に用意できない方は、投資額と効果について、真剣に検討されても良いかと思います。
私がこの資格を取得する際に、『金銭投資を惜しまない』という覚悟を決めた最大の後押し文言は、とある合格体験記にあった次の一言です。
「仮に資格取得に50万円掛ったとしても、診断士の資格を活かした業務をすれば、数年で元が取れる」
と・・・。この辺りの真偽については、合格後の体験記で追記して参ります。